比良・八池谷

（目的）沢なれなど （日程）2006.8.6 （人員）Ｌ：伴現太、ＳＬ：邪牛

ＴＩＭＥ　　8/6　　 ガリバー旅行村（10:30）-八池谷-広谷分岐（14:30）-ガリバー旅行村下山（16:00）

今年も沢初めは8月となってしまった。やはり1本目はアプローチも簡単でお手軽な比良山系へ。二年前の前回の遡行では天気が悪く印象はよく無いが、それでも評判の高い八池谷をチョイス。いつもの枚方の邪牛邸で合流して、車でガリバー旅行村へと向かう。 ガリバー旅行村の駐車場（\400円/日）に車をデポし、遊歩道をしばらく行って、沢身に下りていく。堰堤を二個ほど巻いたらすぐに魚止めの滝。右手が楽にマケそうだが、右岸水際も行けそうだ。邪牛さんに行ってもらう。すこしバランスがいるが、まぁよし。 その後はすぐに障子の滝。右岸に黄色のステップが打ってあり、痛々しい。練習もかねて、左岸側から一段目を上り、二段目はステップのある右岸側から巻く。続くＳ字に屈曲する末広がりの滝からが、この沢の核心「唐戸の廊下」。8m末広がりの滝は寝ているので簡単。続く釜の6m滝、4m斜滝、最後に唐戸の滝に。ここはとても滝身は無理そう。おとなしく右岸の岩盤帯を登り巻く。ホールドスタンスともに豊富だが、高度感があるのでご注意を。その上の大摺鉢はビューポイント。岩盤のナメが拡がる。一般登山客さんも沢山いる。我我はものめずらしげに観察され、格好の被写体に。写真をパチパチと撮られてしまう。サービス心旺盛な邪牛さんは釜で泳ぎも披露。しばらく進むと、淵の奥にたたずむ、「屏風の滝」が現れる。見た感じはちょいと手強そうだが、とりあえず、右岸をへつりながら滝下に行ってみる。うーん。とルートを探るが、どうもチムニーで登るほかないようだ。個人的にはあまり得意でないムーブだが、伴トップで行ってみる。なんとかクリア。後続の邪牛さんは細引きを垂らして、引張り気味にクリア。残置ハーケンがところどころにあったので、ロープをだすところか。 魚止めの滝は右岸水際 すぐ上には釜をもった３ｍ滝がつづく。厳しそうだが、左岸に残置ハーケンがある。邪牛さんがそれにテープをかけ、足がかりにしてなんとかクリアするも、伴はタッパがたりず、腕がパンパンになりながらも結局敗退。右岸を夏道まで上がって巻く。すると、圧巻の30mの大きな滝。「貴船の滝」が現れる。これはとても無理なので、左岸の夏道沿いのハシゴ道で滝上まで。 その後はしばらく、河原のゴーロが続く。小滝がちょこちょこと出てきて、なかなか飽きさせない沢。天気も雲ひとつない快晴で、これ以上ない沢日和。気持ちよく、どんどん進む。流木のかかる２ｍ滝は細かいＨ・Ｓで、前回、近藤くんがはまった場所だ。記憶が蘇ってくる。適度に、楽しませてくれた沢も、左手から支流がそそぐ小滝を越えると終焉に近づく。広谷分岐は台地上の穏やかな地形。そこで、出水。好天の下、のんびり休憩して、夏道を下りだす。この夏道は地図上で現される位置と違っていて、すこし混乱したが、おおむね夏道沿いに下り大摺鉢にでた。 苔が美しい河原 八池谷は二度目だが今回はかなり楽しめた。積極的に中にコースを取れば、適度に登りを楽しめる良い沢だ。水量も比良の西側に比べれば豊富で。沢巾も広く明るい。オススメです。

■魚止めの滝より沢が始まる ■唐戸の滝1 ■唐戸の滝2 ■大摺鉢の休憩ポイント ■屏風の滝上の小滝 ■残置を利用してクリア ■釜をもつ美しい小滝 ■苔むす河原がところどころに。 ■流木の滝１ 流木の滝２ ■最後まで飽きさせない沢でした トップへ　　あしあとへ